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赤城山・栃木ドライブ [drive/touring]

フロント・タイヤを交換し、再び走れるようになったB3。
ならば、ということで翌日走りに行きました。
10月7日、三連休の日曜日のことです。

朝5時前に出発し、関越道を北へ。
まだ暗いうちから交通量も多く、程なく渋滞が始まるものと思われます。
そんな中で目についたのが、マフラー4本ぶら下げて前を行くメルセデスのSクラス。
AMG S65のようです。
走行車線よりやや速い程度の巡航速度でしたが、驚いたのがその追い越し加速。
そりゃもう、気が狂ったかのような速さでした。
帰宅後に調べてみたところ、V12+ツイン・ターボでトルクはなんと99.9kgm!
なんじゃそりゃ・・・(呆)。

流れが良くなってきたところで、寄居PAに入って朝食休憩。
コンビニで仕入れてきた握り飯を食ったのですが、とにかく寒くてビックリです。
吐く息が白く見えたのは、今シーズンになって初めてでした。
階段に座り、日の出を眺めつつ震えながら握り飯をパクつくその姿は、人の憐れを誘うギリギリ一歩手前といった風情です(汗)。

赤城西麓広域農道からK251へ.jpg群馬県は赤城ICでアウト。
鰯雲が高く浮かぶ早朝の青空の下、赤城西麓広域農道を北上していきます。
復活したフロント・タイヤからは、交換前よりも多くの路面情報がステアリング・ホイールに伝わってくるような気がします。
そんな思い込みに気を良くし、調子に乗って速度を上げていくと、やはり啼き出すパイロットスポーツ。
うーん、もうちょっとスムーズな運転をしないとダメですね・・・。

二本松の交差点を右折し、やや砂の浮いた二車線路のワインディング・ロード、K251を走っていきます。
やがてぶつかるT字路をいつもは左へ曲がるのですが、北麓から赤城山頂へと向かう登坂路も今朝はクルマの気配がありません。
これならば走れるだろうと判断し、ステアリングを右へと切りました。

この道は南面からアプローチするメイン・ルートと違って展望は開けませんが、ローリング防止の邪魔くさい段差もありませんので、走るなら断然こっちです。
アスファルトのやや荒れた2車線路、2速⇔3速を中心に、時折現れる長いストレートでは4速にまで入る楽しいヒル・クライム。
途中のパーキングからコース・インしてきたスバル・レガシィB4の後ろにつき、その安定したコーナリング姿勢に妙に感心しながら、山頂まで登っていきました。

赤城山頂にて.jpg赤城山頂、大沼湖畔。
気温は10度ほどですが、秋空から陽が射して風も無く、実に気持ちがよろしい&煙草が旨い。
駐車場はクルマもまばらでしたが、そんな中で目を引いたのが並んで駐まる紺と赤の2台。
「うぉー、カッチョいい!」

ALPINA C2-2.5と、ALFA155 V6。
オーナーの方とお話させていただきつつ2台を無遠慮に拝見してみると、C2にはセミ・バケット形状のレカロ・シートが入っており、片や155はATEのパワー・ディスクにDTMタイプのテール・パイプ。
2台ともマニュアル・トランスミッションを積んでおり、走っている匂いがプンプンします。
「さーて、帰って仕事すっかなぁ」と言いつつ快音を残して走り去る2台を見送りながら、お二人のように「ちょっと旧いクルマ」をガンガン走らせるのって、もの凄くカッコいいよなぁと思いました。

さて、登ってきたK251を今度は下っていきます。
前にも後ろにも対向車線にもクルマは無く、安心してマイペースでのダウン・ヒル。
途中のロング・ストレートではかなりの速度が出るのですが、あまりの恐ろしさにあっさりとアクセルを緩めてしまいます。
何度か通ったことのあるこの道、ちゃんと走ったのは今回が初めてなのですが、上りも下りも実に楽しい。
また走りに来よう、と思いました。

ノン・ストップで下りきると、気圧急変のせいか耳がおかしくなっています。
音がマトモに聞こえなくなっており、このままでは安全に走れません。
で、B3を駐めて回復を試みました。
口を大きく開けてみたり、唾を飲み込んでみたり、ペット・ボトルのお茶を一気飲みしたりしましたが、一向に効き目なし。
仕方なくティッシュで紙縒り(こより)を作り、鼻の穴にググッと差し込んで、
「ふぇ・・・ふぇ・・・ぶぇーっくしょいっ!!」。
・・・これを3回ほど繰り返し、涙と洟にまみれたところでやっと治りました。
気を取り直してリスタートです。

K62、快走。.jpg赤城山東麓、K62を南下。
人家もほとんど無い山の中を突っ走る、適度なアップ・ダウンと中低速コーナーに恵まれた大好きなワインディング・ロードです。
対向車はそこそこ走っているものの、前走車に阻まれることは殆どありませんでした。
エンジン回転を上げ、タイヤを鳴らし、DSCインジケータを明滅させながらの快楽走行炸裂です。

R122に出ると、日光方面へと向かう交通量は一気に増大。
道の駅「くろほねやまびこ」で煙草を喫いつつ眺めていると、この先で何やらミーティングでもあるのか、ランボルギーニ・カウンタックやロータス・ヨーロッパ、ポルシェ914など、普段お目にかかれないようなクルマたちがバンバン走っていきます。
たくさんのバイクやATV(小型四輪バギー)のグループも気持ち良さそうに走っており、皆さんそれぞれに秋晴れのツーリングを楽しんでいるようでした。

粕尾峠へ.JPGそんな集団に混じってR122をのんびりと北上し、栃木県に入ったところでK15へと右折、粕尾峠を越えます。
暗い山の中の1.5車線路で合計60ほどのタイト・コーナーをクリアすると、道は思川沿いの快適な2車線路になります。
3速⇔4速で快調にクルージングを続けるB3。
秋風にコスモスが揺れる田園地帯を走り抜け、K37へと右折し、西方町の蕎麦屋に到着しました。

栃木県「おびくにそば」.jpgちょうど1年前、今回と同様のルートを走った際に大変旨い蕎麦を食った「おびくにそば」。
今日はこの辺りで好まれていると言う食い方にしてみます。
天もり蕎麦の大盛りに追加したのは、「ニラ」と「ちたけ汁」。
茹がいたニラはもり蕎麦に混ぜ込んであり、風味絶佳で実に旨い。
ちたけ汁はその名の通り「ちたけ」と言う小さな茸を炒めてからダシを取っているとのことですが、コッテリとしたなんとも言えない肉質の味がし、こりゃまた結構です。
普通のつけ汁と交互に味わい、最後は双方とも濃厚な蕎麦湯で割って一滴残らず飲み干しました。
あちこちで蕎麦を食っている私ですが、このような食い方は他の地域で見た記憶がありません。
いずれにせよ、大満足のうちに店を後にしました。

まだ12時前。
素晴らしくいい天気で風も爽やかです。
栃木ICから乗った東北道はまだまだクルマも少なく、6速4000回転ほどのペースを保って快調に走りました。
いやー、今日も贅沢な休日が過ごせました。

本日の走行距離は、400kmでした。
赤城山頂・大沼.jpg


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月光花

wataさん、こんにちは。月光花です。

当日はそちらを走られていたんですね!

MT同士、呼び合うんじゃないですかぁ〜♪

いろんなドライブがあって楽しみがあって、そんな
車ライフを送れる私達は幸せですね(笑)
by 月光花 (2007-10-11 00:13) 

wata

月光花さん、こんにちは。

Blogを拝見したところ、同じ日に群馬県にいらしたとのこと。
呼び合ってるんですかねぇ。
ちなみに私、関越道の本線上や伊豆の山中、果ては北海道/苫小牧港でクルマ仲間と遭遇したりしています。
全く以って、油断も隙もありゃしません(笑)。
by wata (2007-10-11 00:22) 

mtm

wataさんおはようございます。
群馬県、こちらでは岐阜県あたりに行く感じでしょうか!?
連休の中日で最高にお天気が良かった日でしたね!
僕も最近思いますが、古くともいいものはいい!それを大事にして楽しんでいくのは大賛成です。まだまだいけますよ46B3!!!(^^)v
by mtm (2007-10-11 02:29) 

tom

wataさん、おはようございます。

やっぱり走ってましたね。(笑)
広域農道も「おびくに」も最高ですよね。
外しがないですし。
今回は歴史あるモデルとの出会いもあって楽しまれたようですね。
アルファは独特の雰囲気ありますよね。

私の連休は、仕事とminiに付き合って潰れてました。
ホイールも買っちゃったことだし、来週末あたり走りに行きたくなってきました。(笑)
by tom (2007-10-11 08:58) 

koji

こんにちは。

E46 B3 は既に旧車ですので、このまま乗り続ければwata さんも格好いい初老になれるはずです。(笑)

でも10年選手は毎年車検だし、13年目からは排ガス規制で税金も上がるし、日本で古い車を楽しむのは大変ですね。

とりあえず、まだ4年目の愛機を大切にしていきたいと思います。
by koji (2007-10-11 16:38) 

じゅん

こんばんは。

以前、ベースキャンプ(友人宅)があったので、
群馬はよく走りました。

赤城山も例外でなく。
現車の納車当日に走りに行ったのも赤城大沼でした。

鳥居をくぐってしばらく行った辺りにも蕎麦屋が点在してますね。
旨かった記憶があります。
by じゅん (2007-10-11 23:46) 

wata

mtmさん、こんにちは。

群馬や栃木は楽しい道が多く、良く走りに行きます。
高速道路を100kmほど走ってから山岳部に突入、と言う感じなのですが、関西から見ると岐阜県はちょうどそんな距離感なのでしょうかね。

人の集まる場所に出没するピッカピカに磨かれた最新のスポーティ・カーよりも、人のいない山奥で走り回っているちょっと旧いクルマのほうが遥かにカッコいい、と感じる私です。
155のオーナー氏が「(155もC2も)オトコのクルマだから、オンナは全然乗ってくれないんすよ」と笑っていたのが印象的でした(笑)。
by wata (2007-10-12 00:07) 

wata

tomさん、こんにちは。

「おびくにそば」は旨いですねぇ。
tomさんも、ちたけ汁やニラを是非試してみてください。
赤城西麓広域農道は、他の広域農道と比較すれば人家が多いルートです。
それでも集落の間は何もありませんし、普通の国道と較べれば遥かに楽しいと思いますよ。

秋の長雨も終わったようですので、これからがシーズンですね。
走りたくなったら、仕事なんか捨てて走りに行きましょう(笑)。
by wata (2007-10-12 00:14) 

wata

kojiさん、こんにちは。

「初老」とは、もともとは40歳のことだそうです。
なので、既に私は「初老を過ぎて旧車に乗る男」なのです。
しかも、ひとつも格好良くありません。
なんとかなりませんか?(←ならないって)

しかし「10年経ったクルマは1年車検」って、ずいぶん前に撤廃されませんでしたっけ?
商用車や貨物車はわかりませんが、少なくとも乗用車は製造後何年経っても2年毎の車検だったと思いますよ。
by wata (2007-10-12 00:25) 

wata

じゅんさん、こんにちは。

群馬県は赤城/榛名の名門コース(?)を抱え、都心部からも比較的近く、温泉も旨いものも多いですよね。
クルマも箱根より圧倒的に少ないですし、凍結で走れなくなる前にまた訪れるような気がしています。

しかし、今回のルートでは赤城山で鳥居や蕎麦屋は見かけませんでした。
メイン・ルートの南面側にはあるんでしょうかね。
by wata (2007-10-12 00:33) 

k7

wataさん、こんにちは。

そばを食すwataさんはすっかり有名になりましたが(笑)実はそれと同じぐらい、オニギリを食べる回数も多いと思います。(笑)

私の中で「のりグチャグチャやん」が頭から離れません。(笑)

しかし、気圧で耳が聞こえなくなる走りって・・・。(汁)
冗談はともかくNEWタイヤで満喫された様子が良く伝わってきます。

そばも美味しそうだし。(汁)

いや〜走りたい!!
by k7 (2007-10-12 11:39) 

wata

k7さん、こんにちは。

確かに良く食ってます、コンビニのおにぎり。
往路のパーキング・エリアで、本日のルートを考えつつ頬張るのがお約束。
旨いです(笑)。

耳がおかしくなったのには本当に参りました。
下るほどに酷くなり、エンジンやタイヤの音が正しく聞こえなくなるので運転にも大きくマイナスとなりました。
こんな目に遭ったのは初めてです。
赤城山頂からのダウン・ヒルは結構な標高差があるようですから、気をつけましょう。

>いや〜走りたい!!
→ならば、走らないと。
by wata (2007-10-12 20:13) 

獅子まる

ニラに椎茸汁かと思いました。笑 まさかね〜

椎茸はダメでも他のきのこはOKなんですね〜私も同じです。マッシュルームはあまり好きではありません。

あれ以来夏に家族同伴でターンパイク&椿ラインを走ったのみで、ミシュランも泣いてます。。。
子供同伴時は峠は禁物です。。。さもないと消臭剤のお世話に・爆
by 獅子まる (2007-10-17 20:47) 

wata

獅子まるさん、こんにちは。

椎茸は、どうしても不可。
なのに、それ以外のキノコ類は大好きなんです。
と言っても、「ワライタケ」や「ベニテングダケ」などには手を出しません(汗)。

今はもう秋。
ベスト・シーズンじゃないですか。
冬が来る前に走っておきましょう(笑)。
by wata (2007-10-19 00:09) 

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