甲州・奥多摩ドライブ [drive/touring]
男の旅に計画なんて要らないぜ。風の吹くまま気の向くまま、行き当りばったりで走るのさ!
・・・みたいなことを言えればカッコいいんですけど(そうか?)、いつも私は前日の夜に「だいたいこの辺りを走ろう」と決めてからドライブに出ています。
しかしながらこの日は本当に何も考えておらず、ボンヤリと曇った空の下、首都高に乗ってから何となく中央道へと舵を切りました程度の適当さです。
で、相模湖IC付近から始まる渋滞情報をキャッチするや否や、反射的に手前の相模湖東出口でアウト。
ことここに及び、ようやくツーリングマップルを開いて走るべき道を探すのでした。
クルマの多いR412から、K517へと右折。
初めて通る森の中の1.5車線路は交通量僅少で路面も良く、窓を開け高めのギアを択んでのんびりと走ります。
辺りに人の気配は皆無、B3を停めてイグニッションを切れば、もう鳥の囀りしか聞こえません。
神奈川県も端っこまで来ると、こういう環境があるんですねぇ。
2車線メインのK35にスイッチ、山梨県境を越えてB3のペースを上げ、マイペース・クルージングを楽しみます。
R139/都留バイパスとの交点にあるセブン-イレブンに立ち寄り、熱々のブリトーを頬張りながら次の目的路を考えました。
旧甲州街道、笹子峠越え。
R20から別れた1.5車線の峠道、用もないのにこんなところを走っているのは、予想通り私一人だけです(笑)。
予報に反して空を覆っていた雲は急速に消えゆき、湿度がどんどん下がってくるのが肌で感じられます。
森の中をうねりながら上っていくアスファルトには、木漏れ日が斑模様を描いていました。
峠のトンネル・・・いや、隧道を抜けたその先に拡がる青い空と緑の山々。
ひとやすみしてからタイトなワインディングを駆け下り、再びR20に合流しました。
初めて走ったこのK212はカッ飛ばす道ではありませんけど、とても雰囲気のいい旧道だと思います。
いずれまた、走りに来ることとなるでしょう。
当初はこのままR20で甲府盆地へ下ろうと思っていたのですが、地図を見ると今走ってきたK212の続きみたいな道があるじゃないですか。
その道=K218は、渓谷に沿ってなだらかに上流へと向かう明るい快走路。
これまた初めて走る道で、いきなりの好印象です(笑)。
発電所のある小さなダム湖を過ぎると道は完全な登坂路となり、大菩薩嶺への登山客で賑わう上白川峠の先からは、K201となってダウンヒル。
眼下の絶景に見とれつつ、ハイカーを載せて上ってくる対向車に注意を払いながら、ボディがよじれるような急坂の屈曲路を下っていきました。
いや~、この道もいいですねぇ。
R411との交点から少し先に、裂石温泉「雲峰荘」があります。
以前から一度立ち寄ってみたいと思っていたこともあり、ひとっ風呂浴びていくことにしました。
緑の中の露天風呂には袋を嬲る爽やかな風がそよぎ、マイナス・イオンが炸裂中。
気温は20℃前後、湯温は40℃弱ってところでしょうか、要するに浸かっていても出ていても気持ちいいんです(笑)。
1時間近くも寛いでから温泉を後にし、Tシャツ姿でB3に乗り込んで奥多摩方面へと向かいました。
バイパス化が進むR411は、地形を完全に無視して造られた巨大な橋とトンネルとで高度を稼いでいきます。
34年前の夏、小柄な中学生が歯を食いしばって独りチャリンコで越えた狭い峠道の面影は、もはやどこにも残ってはいません。
豪快に駆け上がったB3は柳沢峠を通過、新緑の眩しい山間の2車線路を快調に走りました。
中速域のエンジン音や排気音、開け放った窓から車室内に渦巻く風の音や僅かに聞こえるスキール音などが混然一体となって耳を打ち、ドライバーの気分はますます良くなる一方です(笑)。
奥多摩湖から東側はクルマやバイクが増えることが確実なため、R139で一旦西に戻ってから、K18で下界へと向かいます。
DSCを一段カットしてブラック・マークの残る鶴峠を越え、B3はワインディング&カントリー・ロードを走り続けました。
・・・と、沿道に立てられた小さな看板に思わず急ブレーキ⇒ABS作動っ!(ひぃ)
時刻は13時前、すっかり腹を減らしていたオッサンは、こんな山ん中に店があるのかっつーところにある「そば処 花の里」の暖簾をくぐりました。
座敷に上がりこみ、窓を開けて涼しい風を入れながら、ざる蕎麦と野菜天ぷらをいただきます。
これがですね、旨いんですわ(笑)。
黒っぽくてコシが強く、いかにも田舎蕎麦ってな感じで私の好みです。
とろり、とした蕎麦湯で締めくくり、大満足のうちに店を出てリスタート。
K522を経由して、上野原ICからまだ空いている中央道で帰路に就きました。
いやー、今回もめちゃめちゃ楽しかった!
旧笹子峠越えや大菩薩嶺へと至る道などは初走行でしたが、もっと早く走りに来れば良かったなぁ・・・と思ったぐらいです(笑)。
本日の走行距離は、360km。
走行時間は6時間47分、平均速度は53.0km/hでした。
・・・みたいなことを言えればカッコいいんですけど(そうか?)、いつも私は前日の夜に「だいたいこの辺りを走ろう」と決めてからドライブに出ています。
しかしながらこの日は本当に何も考えておらず、ボンヤリと曇った空の下、首都高に乗ってから何となく中央道へと舵を切りました程度の適当さです。
で、相模湖IC付近から始まる渋滞情報をキャッチするや否や、反射的に手前の相模湖東出口でアウト。
ことここに及び、ようやくツーリングマップルを開いて走るべき道を探すのでした。
クルマの多いR412から、K517へと右折。
初めて通る森の中の1.5車線路は交通量僅少で路面も良く、窓を開け高めのギアを択んでのんびりと走ります。
辺りに人の気配は皆無、B3を停めてイグニッションを切れば、もう鳥の囀りしか聞こえません。
神奈川県も端っこまで来ると、こういう環境があるんですねぇ。
2車線メインのK35にスイッチ、山梨県境を越えてB3のペースを上げ、マイペース・クルージングを楽しみます。
R139/都留バイパスとの交点にあるセブン-イレブンに立ち寄り、熱々のブリトーを頬張りながら次の目的路を考えました。
旧甲州街道、笹子峠越え。
R20から別れた1.5車線の峠道、用もないのにこんなところを走っているのは、予想通り私一人だけです(笑)。
予報に反して空を覆っていた雲は急速に消えゆき、湿度がどんどん下がってくるのが肌で感じられます。
森の中をうねりながら上っていくアスファルトには、木漏れ日が斑模様を描いていました。
峠のトンネル・・・いや、隧道を抜けたその先に拡がる青い空と緑の山々。
ひとやすみしてからタイトなワインディングを駆け下り、再びR20に合流しました。
初めて走ったこのK212はカッ飛ばす道ではありませんけど、とても雰囲気のいい旧道だと思います。
いずれまた、走りに来ることとなるでしょう。
当初はこのままR20で甲府盆地へ下ろうと思っていたのですが、地図を見ると今走ってきたK212の続きみたいな道があるじゃないですか。
その道=K218は、渓谷に沿ってなだらかに上流へと向かう明るい快走路。
これまた初めて走る道で、いきなりの好印象です(笑)。
発電所のある小さなダム湖を過ぎると道は完全な登坂路となり、大菩薩嶺への登山客で賑わう上白川峠の先からは、K201となってダウンヒル。
眼下の絶景に見とれつつ、ハイカーを載せて上ってくる対向車に注意を払いながら、ボディがよじれるような急坂の屈曲路を下っていきました。
いや~、この道もいいですねぇ。
R411との交点から少し先に、裂石温泉「雲峰荘」があります。
以前から一度立ち寄ってみたいと思っていたこともあり、ひとっ風呂浴びていくことにしました。
緑の中の露天風呂には袋を嬲る爽やかな風がそよぎ、マイナス・イオンが炸裂中。
気温は20℃前後、湯温は40℃弱ってところでしょうか、要するに浸かっていても出ていても気持ちいいんです(笑)。
1時間近くも寛いでから温泉を後にし、Tシャツ姿でB3に乗り込んで奥多摩方面へと向かいました。
バイパス化が進むR411は、地形を完全に無視して造られた巨大な橋とトンネルとで高度を稼いでいきます。
34年前の夏、小柄な中学生が歯を食いしばって独りチャリンコで越えた狭い峠道の面影は、もはやどこにも残ってはいません。
豪快に駆け上がったB3は柳沢峠を通過、新緑の眩しい山間の2車線路を快調に走りました。
中速域のエンジン音や排気音、開け放った窓から車室内に渦巻く風の音や僅かに聞こえるスキール音などが混然一体となって耳を打ち、ドライバーの気分はますます良くなる一方です(笑)。
奥多摩湖から東側はクルマやバイクが増えることが確実なため、R139で一旦西に戻ってから、K18で下界へと向かいます。
DSCを一段カットしてブラック・マークの残る鶴峠を越え、B3はワインディング&カントリー・ロードを走り続けました。
・・・と、沿道に立てられた小さな看板に思わず急ブレーキ⇒ABS作動っ!(ひぃ)
時刻は13時前、すっかり腹を減らしていたオッサンは、こんな山ん中に店があるのかっつーところにある「そば処 花の里」の暖簾をくぐりました。
座敷に上がりこみ、窓を開けて涼しい風を入れながら、ざる蕎麦と野菜天ぷらをいただきます。
これがですね、旨いんですわ(笑)。
黒っぽくてコシが強く、いかにも田舎蕎麦ってな感じで私の好みです。
とろり、とした蕎麦湯で締めくくり、大満足のうちに店を出てリスタート。
K522を経由して、上野原ICからまだ空いている中央道で帰路に就きました。
いやー、今回もめちゃめちゃ楽しかった!
旧笹子峠越えや大菩薩嶺へと至る道などは初走行でしたが、もっと早く走りに来れば良かったなぁ・・・と思ったぐらいです(笑)。
本日の走行距離は、360km。
走行時間は6時間47分、平均速度は53.0km/hでした。
いいんじゃないですか。特に目的ないのも。
それで、結果として「良い道」を見つけれらたようですので(笑)。
「そば処 花の里」蕎麦旨いですよねぇ。僕も毎年何回かは訪れています。蕎麦も旨いんですが、「豆腐」も絶品です。
今度、「豆腐&蕎麦」でご一緒して下さいまし(伏)。
by zen (2013-06-02 21:34)
今週は笹子峠でしたか!
トンネル通過が当たり前体操でしたが、旧道らしからぬ綺麗な道ですね。
大菩薩峠は今から20年前に麓から歩いた記憶が蘇ります。
こちらは、娘と上野の猪豚リベンジしてきました! あれは確かに癖なく美味でした。
土坂峠も車は殆ど走っておらず、最近は自転車ロードレーサーが走っていましたね。ちょっと焦りますが!
by 獅子まる (2013-06-02 22:20)
zenさん、こんにちは。
旧笹子峠も大菩薩への道も、地図上では以前から気になっていたんです。
良さそうな感じはしていましたが、実際に走ってみると予想以上にいい道でビックリしましたよ(笑)。
しかしzenさん、あんな山奥の蕎麦屋をご存知とはさすがですねぇ。
もちろんおつき合いしますので、是非お声掛け下さい!
by wata (2013-06-02 22:37)
獅子まるさん、こんにちは。
普通に考えりゃ「中央道>R20>旧笹子峠」ですから、道は荒れてるんだろうな~なんて思っていました。
が、適度にメンテナンスされているようで路面も良く、緑の中を実に気持ちよく走ることができました。
獅子まるさんは、群馬県/上野村のJA焼肉センターに行かれたんですね。
そんな話をお聞きしたら、私もまたイノブタ焼肉が喰いたくなってしまいましたよ(笑)。
by wata (2013-06-02 22:44)
またまたお邪魔してます。
いつ見ても写真が素晴らしいです。
wataさんのブログ見てると走りに行きたくなりますしB3が欲しくなってしまうんですよ。
又遊びに来まーす。
by がんそしんのすけ (2013-06-02 23:47)
wataさん、はじめまして。いつも楽しませて頂いております。
もう何年も前から貴ブログのヘビーリーダーでして、勝手にドライブコースを参考にさせて頂いております。(感謝)
自分も「そば処 花の里」には行ってみたくて先週末狙っていたのですが、天気予報に負けてしまって実行しませんでした。今度、訪れてみたいと思います。
ちなみに、甲斐大和側からロッジ長兵衛までの道は、自分も大好きです。柳沢峠側は狭くてコリゴリですが。。
by tama (2013-06-03 11:59)
がんそしんのすけさん、こんにちは。
毎度ご覧いただき、ありがとうございます。
今回も天気に恵まれて、シャッターを切るだけでカラッと明るい写真が撮れました。
このルートはとても気持ちがいいので、がんそしんのすけさんも是非一度走ってみて下さいね!
by wata (2013-06-03 21:38)
tamaさん、はじめまして。
ずいぶん以前からご覧頂いているとのこと、本当にありがとうございます。
走ってるだけのドライブですが、ルートを参考にしていただけるとは嬉しい限りです。
しかし、あんな山の中にある「花の里」をよくご存知ですねぇ・・・。
私は偶然に見つけて立ち寄っただけですが、旨い蕎麦を喰わせてくれました。
上白川峠への道がお好きだとか、もはや他人とは思えません(笑)。
これからもどうぞよろしくお願いします!
by wata (2013-06-03 21:46)
記事を読み進めて温泉と蕎麦の画像が現れると
安心しますね~~
by ゴウ@神戸 (2013-06-05 21:07)
ゴウさん、こんにちは。
ご覧いただき、ありがとうございます。
・・・が、温泉と蕎麦のBlogではありません(汗)。
by wata (2013-06-05 22:56)
前に一度コメントいれさせていただいたMIZUと申します。
相変わらず楽しいブログありがとうございます。
今回、花の里のことが書いてあり少し興奮いたしました(笑
なぜなら
昨年、友人のステップWAGONで奥多摩方面に紅葉見に行った際に
偶然見つけて入ったのが花の里だったからです。
偶然見つけて期待せずに入ったのに
この店、当たりだったね!なんて友人との会話を思い出しました(笑
これからもブログ楽しみにしております!!^^
by MIZU (2013-06-07 21:17)
MIZUさん、こんにちは。
こちらこそ、今回もご覧いただきありがとうございます!
「花の里」は、偶然発見するのがふさわしいような場所にありますよね。
味もさることながら、ロケーションも当たりだと思います。
この道は奥多摩でも裏街道のようなルートでとても気持ちよく走れますので、いずれまた走って蕎麦を喰おうと思ってます。
ちなみに私は、いくら蕎麦が旨くても、道がつまらなかったら行きません(笑)。
by wata (2013-06-07 21:47)