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GT2008秋[3]9月23日(祝)高知県→愛媛県 [drive/touring]

080923天狗高原1.jpg080923天狗高原.jpg夜明け前の濃霧が晴れた、標高1,500mの朝。
眼下には昨日に引き続き素晴らしい景色が拡がっており、遠く、山と山との間には雲海が溜まっている。
太陽は雲に隠れて見えないが、路面は乾いており雨の心配も無さそうだ。
朝風呂と食事を済ませ、チェック・アウト。
夜露に濡れたB3をキレイに拭きあげ、エンジン・フードを上げて油脂類を確認し、出発。
今日も走るでぇ、B3!

080923K36.jpg080923東津野城川林道.jpgK383で霧の残る五段高原を西へ走り、K36経由で東津野城川林道西線を南下。
昨日の東線と同様、3速中心で走り放題のダウン・ヒルがこれでもかと続く。
広々としたR197から一般の車輌とともにR320→K280と結び、R381との併用区間を経てR441を南へ下っていく。
四万十川に沿って走るR441は改良区間も少なく、見通しの悪い1-1.5車線路が中心。
シーズン中は観光バスも押し寄せるのだろう、何とも恐ろしい話である(震)。

080923岩間の沈下橋.jpg岩間で沈下橋に立ち寄る。
その姿を見て突然思い出したのだが、ここは10年以上前にE36/M3で一度訪れたことがある懐かしい場所だ。
どうして今まで思い出さなかったのだろう、と己の記憶力の減退にやや凹みつつ、なかなかスリリングな欄干の無い狭い橋を渡る。

対岸にB3を駐め、マイルドセブン・ライトを吹かしながらのどかな風景を眺めていると、国道の反対側からスズキ・ジムニーがやってきた。
ドアを開けてオッサン登場、橋の中央へと歩いていき、おもむろに沈めていた籠を引き揚げ始める。
近くに寄って見てみると、中には結構な型のカニが4匹蠢いている。

「うわ、でけぇ・・・。コレ、なんですか?」
「上海蟹」
「上海蟹?(こんなところにいるのか?)」
「上海から歩いてきたんよ」
「あはははは・・・(ウソつけ!)」

080923足摺岬.jpg引き続きR441を走り、K340を経て中村の市街地へ。
街を出たところでネズミ捕り大会が開催されており、既に数台のお客さんで賑わっていた(汗)。
ここからはR321/サニーロードで足摺岬を目指すのだが、さすがに交通量も多くノンビリ走行。
足摺の町からは空いたK348で山の中をグリグリと走り、足摺岬に到着した。
遊歩道を歩き、5分ほどであっけなく灯台へ→四国最南端紀行、終了(早)。
交通量の多そうな海沿いを避け、再びK348で山の中をグリグリと戻った。

080923昼飯.jpg昼も過ぎ、そろそろ腹が減ってきた。
飯を食うべくR321沿いの道の駅「めじかの里・土佐清水」に立ち寄るが、食堂や屋台などは一切無し(涙)。
物産品売り場で「貝めし」を仕入れ、「しまんと緑茶」と共にベンチでランチと洒落込んだ。
米の一粒ひとつぶに貝の味がしっかりと沁み込んでおり、なかなか旨い。
煙草を一服し、北へ向かってリスタート。

海沿いのチンタラ走行に飽きたので、内陸のK28へとエスケイプ。
予想通り広狭混在の田舎道だが、交通量僅少でマイペース走行が続く。
再びR321に合流、宿毛(すくも)まで我慢した後にまたまた内陸部へと舵を切る。
K4、前半は4速⇔5速の驚くほど素晴らしい高速ワインディング・ロード。
交通量も無く、ダイナミックな景色がサイド・ウィンドウを飛ぶように流れていく。
しかし県境に近づくと、いきなり暗い森の中の1車線路。
なるほど、他にクルマがいないワケだ・・・(汗)。

080923祓川温泉.jpg愛媛県に入ったところで温泉の看板に誘われて左折する。
祓川温泉は、山奥の日帰り温泉施設。
露天風呂も無く、さながら小さな銭湯と言った雰囲気だが、静かでゆったりと寛げる。
山道の疲れをほぐし、ここからはほぼ改良済のK4を一気にR56へと向かう。

・・・しかし、やはり海沿いの幹線道路はつまらない。
宇和島を過ぎたところで我慢も限界に達したため、K279K31の山越えルートをチョイス。
とんでもない狭隘区間に難儀もしたが、それでも混雑した幹線道路よりは遥かに楽しく走ることができた。

080923「山荘 山岡」.jpg今日は度重なる幹線道路走行の影響で予想以上に時間を食ったため、西予宇和ICから松山自動車道へ。
対向車線、赤色灯を回した黒いゼロ・クラウンに停車を命じられている軽自動車に同情を覚えつつ(涙)、内子五十崎(うちこいかざき)ICでアウト。
本日の宿「山荘 山岡」に到着した。
街外れの裏山にひっそりと佇む旧い旅館を買い取った夫婦が「趣味で営む」と言う素朴な宿で、地元の家庭料理がめちゃくちゃ旨い。
いつかまた泊まってみたい宿の一つに数えながら、22時頃に床に就く。

本日の走行距離、370km。


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コメント 10

ゴウ@神戸

お!旅の恒例、オッサンとの触れ合いですね〜☆
by ゴウ@神戸 (2008-10-02 09:03) 

mtm

眼下に見えるワインディングロード、走行している車もほとんどなさそうですごく走りたい!!!

ところであの橋、車走って大丈夫なんですか???
by mtm (2008-10-02 16:23) 

zen

山荘 山岡ですか!!
嫁の実家の近所です!
すごい田舎ですが、良いところですよね。
しかし、地元の嫁は当然そこに泊まる事はなく、料理を食べた事はありません…残念!今度帰省した時は行ってみようかな。
by zen (2008-10-02 21:16) 

wata

ゴウさん、こんにちは。

いや、オッサンとの触れ合いは必ずしも恒例ではありません。

・・・恒例か、やっぱり(汗)。
by wata (2008-10-02 21:37) 

wata

mtmさん、こんにちは。

前日にこの道を駆け上がってきたのですが、素晴らしかったですよ〜。
完全2車線の3速道路、これが国道でも県道でもなく林道だってのが笑えます。
神戸からなら1泊2日で十分ですから、マジで行ってみて下さい。

この沈下橋は、クルマが通れる造りとなっています。
写真を撮ってたら前からミニパトがやってきて、落下の恐怖に怯えながらバックしましたよ(汗)。
by wata (2008-10-02 21:45) 

wata

zenさん、こんにちは。

おぉ、山荘 山岡までご存知でしたか!
宿もロケーションも含め、とてもイイところでしたよ。
シティ・ホテルや高級旅館とは全く逆の鄙びた旧い宿ですが、私は本当に気に入りました。
ご家族で奥様のご実家に帰省された折にでも、zenさんだけ独りでゆっくりと泊まってみては如何でしょうか。

・・・と言うワケには行かないでしょうね、当然(涙)。
by wata (2008-10-02 21:53) 

elle-hus

GTお疲れ様です。

沈下橋、すごいですね。こんな橋見たことありません。車で渡れるとはビックリです。

四国へは来年のGTで行かれるものとばかり思っていました。
このペースだと、年4回GTというのもそう遠くはなさそうな気が・・・。

残るは沖縄ですね!
by elle-hus (2008-10-03 01:00) 

amataro

いやぁー面白そうなGTですねー 道も気持ちよさそうです

しかし写真から見るに、あの橋をバックとは。。。 考えただけでも恐ろしいです
by amataro (2008-10-03 17:37) 

wata

elle-husさん、こんにちは。

沈下橋は、四万十川に限らず他の川でも見ることができました。
なんとも風情があってイイのですが、そもそもは洪水時に水の抵抗を少なくするために欄干が無いのだそうです。

GTの定義は自分でもよくわかってませんが、私は年に2回が限度でしょうねぇ。
ちなみに沖縄へは、間違いなく行きません(キッパリ)。
by wata (2008-10-03 19:27) 

wata

amataroさん、こんにちは。

GT、おもろいです(笑)。
これでもかなり端折って書いているのですが、幹線道路を除けばとにかく気持ちよい道の連続です。
ちなみにこの「岩間沈下橋」の幅は3m強。
そう考えるとバックもさほど辛く無いように思えるかもしれませんが、実際は冷や汗炸裂でした。
欄干が無いのって、思った以上に怖いですよ(汗)。
by wata (2008-10-03 19:35) 

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