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飛騨高山ツーリング[1] [drive/touring]

クルマ仲間の「こだま」さんが主催する、春のツーリング。
一泊二日で岐阜県は飛騨高山に集まろう、という企画です。
大変僭越ではありますが、私もその末席を汚させていただくべく、土曜日の朝5時前にB3のイグニッションを捻りました。

本来の集合は、中央自動車道/談合坂SAに朝7時。
が、首都高/中央道の混雑を恐れる私は6時前に談合坂をパス、山梨県は勝沼ICの先にある釈迦堂PAまで走りました。
のっけから、我侭放題の単独行動炸裂です(笑)。
ルートの都合で談合坂に寄れないk7さんのB3Sカブリオレと共に、7時前にスタートしました。

空は快晴、雪の残る八ヶ岳連山を眺めながらのランデブー走行です。
快適なクルージングを続けていると、沿道に時折見られる見事なソメイヨシノ群。
思わず、トランシーバでk7さんを呼びます。

wata「桜がキレイだね〜」
k7「ホント、キレイですね〜」
w「歳を取ると、こういう自然の美しさに心打たれるんだよねぇ」
k「ハイ、私も最近そう思うようになってきました」
w「・・・・・・」(←もはや四十路)
k「・・・・・・」(←もうすぐ四十路)

岡谷JCTから長野自動車道に入り、松本ICでアウト。
R158を西へ向かいます。
先ほどまでの晴天はどこへやら、重苦しい雲が一面に垂れ込めています。
しかしそんな中、雲の切れ間から差し込む陽光を受けて、遠くの峰に虹がかかっていました。
再び、トランシーバでk7さんへコール。

wata「虹がかかってるよ!」
k7「ええ、私もwataさんに言おうと思ってたんですよ」
w「歳を取ると、こういう自然の美しさに心打たれるんだよねぇ」
k「ハイ、私も最近そう思うようになってきました」
w「・・・・・・」(←もはや四十路)
k「・・・・・・」(←もうすぐ四十路)

安房峠トンネルを抜けると、そこは岐阜県。
雨がしとどに降り続いています。
旧道となったR158で平湯の温泉街へ、さらにその先の山奥にある露天風呂「神の湯」へ。
素晴らしいロケーションとお湯に、暫し寛ぎました。
浴後はk7さんの奥さんお手製の美味しいサンドイッチのお裾分けに預かりつつ、「こだま」隊長率いる本隊の到着を待ちます。


平湯温泉にて.jpg・・・で、やってきましたALPINA軍団(笑)。
我々の2台を含め、これで合計8台となりました。
風呂に入った何人かの方が戻ってきたところで、隊長を先頭に出発。
雨のR471を北から西へと走ります。

見座と言う小さな町からは、K76へと左折。
明るいカントリー・ロードと言った趣のこの道、雨天ながらなかなか気持ちよく走れます。
引率の「こだま」先生、台数や道路状況に応じた的確なペース・コントロールで我々7台を引っ張ります。
うーん、素晴らしいですねぇ。

・・・と思ったのも束の間、大坂峠を越えるとK76は改良工事中。
フラットながら完全なダート路面に尻を振るALPINA軍団、ある意味グラベル・ラリーです(汗)。
R41に出て雨の上がった道の駅「アルプ飛騨古川」に駐めた8台は、近寄るのが憚られるほどの汚れっぷりでありました(涙)。

古川からは、K90を南下。
清見でR158へとスイッチし、一行は荘川を目指します。
この道は昨年のゴールデン・ウィークに独りで走った際、その素晴らしさ故に再訪を誓った快走路。
今回は天候と先行する一般車輌とで前回ほどの走りはできませんでしたが、それでもその気持ち良さは変わりません。
程なくして、中国/関西/中部組との待ち合わせポイントである道の駅「桜の郷荘川」に到着しました。


注:一番手前の黒いクルマも、B3です(汗)。.jpg総勢、12台。
ALPINAばっかり集まった駐車場の一角は、さながら怪しい中古車展示場。
「壮観」と言うよりも、逆にちょっと気持ち悪いくらいです(笑)。
しかし、良く集まったもんだ・・・。
これはもう、「こだま」さんの功徳以外の何物でもありませんね。

なお参加車輌の詳細は、k7さんのBlogを参照下さい。

レストランで昼飯です。
何気なく注文したざる蕎麦が運ばれてきたのを見、周囲の皆さん曰く、
「wataさん、やっぱり蕎麦なんですね」
「あ、ホントだ。蕎麦だ蕎麦」
「マジで好きなんですねぇ、蕎麦」
「蕎麦のBlogですもんね」
「今日は鴨蕎麦じゃないんですか」
「ほらほら、食べる前に写真撮らないと」

・・・いや、素晴らしい読者の方々に恵まれて、私ゃつくづく幸せ者だと思います(泣)。

さて、食後は御母衣湖(みぼろこ)経由で世界遺産の白川郷へ。
合掌造りの古民家が立ち並ぶ、必見の観光ポイントです。

が、白川郷は過去に数回訪れている私。
またぞろ、単独行動の虫が疼き出します。
というワケで「こだま」隊長に許可をいただき、再び本隊から離脱することとしました。
で、何故か私に同調すると言うk7さんと、B3クーペに乗る若きtomさん。
私はともかく、せっかくここまで来ておきながら、かの有名な世界遺産を見なくてイイのかよ・・・(苦笑)。

北へ向かう本隊と別れ、3台はR156を左折。
ひるがの高原からは、K321→K316と結ぶ通称「やまびこロード」を走ります。
予め目星をつけていたこの道、予想通り実に楽しいワインディング・ロード。
スリップ・サインの出ているリアのパイロットスポーツを気にしつつ、ハーフ・ウェットの2車線路を2速⇔3速で走っていきました。
タイト・コーナーのアペックスでアクセルをくれると、B3は当然の如く滑ります。
まぁどうせ減っちゃってるんだし、今更磨耗を気にしても仕方ありません。
いいんです、楽しいんで(←いいのか?)。

ところが同行のお二人に言わせると、「この道は走りづらい」とのこと。
こんなに楽しいのに、なぜ?
・・・と思ってる私が変なのか?(汗)

R156に出、3台ともガソリンをチャージ。
そのまま郡上八幡まで南下し、転針してK320→R472を北上。
有料の飛騨美濃道路を抜け、R257からK73「せせらぎ街道」を走ります。

この道も事前に狙っていたのですが、その想像を遥かに上回る五つ星。
路面も良く道幅も広い、山間を突っ走る高速ワインディング・ロードでした。
しかも大変嬉しいことに、ほぼ完全なドライ・コンディション。
3速でコーナーを回り、4速(ときどき5速)でストレート。
曲率/高低差ともに、B3のパフォーマンスにベスト・マッチの道だと思います。


「せせらぎ街道」にて.JPG途中のパーキング・スペースで、写真など撮りながらご休憩
「この道、どう?」と聞けば、k7さん/tomさん異口同音に、「最高っすねぇ!」とのご返答。
ということで、20代から40代まで幅広い層の支持を集める「せせらぎ街道」。
うーん、「やまびこロード」も劣らず楽しい道なんだけどなー(涙)。

なおここまでの「別行動」の詳細は、tomさんのBlogを参照下さい。

R158で高山市内に入り、ホテルへチェック・イン。
温泉大浴場でひとっ風呂浴びて、徒歩で本隊と合流。
郷土料理や地酒の揃う居酒屋へ向かい、みんなで楽しく飲み食いしました。
飛騨牛を中心とした料理はどれも大変旨く、中には白米のどんぶりメシを頼んで普通に「ゴハン」として食っているヒトも(笑)。

ただ唯一残念だったのが、高山名物「朴葉味噌」。
固形燃料が燃え尽きても、ちっとも煮えないグニャチン状態。
二つ目の燃料でどうにか火は通ったようですが、つまみ上げた豚バラ肉は中心部がまだ桜色。
業を煮やして口に放り込み、コレで腹を壊したらシャレになんないなーとか思いつつ、構わず嚥下する私なのでした(汗)。

本日の走行距離は、530kmでした。
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koji

やっぱり読めない字がありました。(←馬鹿)

それにしても予め目星を付けていた道があったということは、自宅出発前から虫が疼いていたのですな。(笑)
次の機会にはwata教に体験入信してみたいと思います。

そういえば、朴葉味噌の肉は豚バラでしたか。
道理で今日は朝からお腹の調子が悪いはずだ。(←馬鹿)
by koji (2007-04-24 01:00) 

tom

wataさん、こんばんは。

やまびこロードはですねぇ・・・ホントに友人を乗っけた状態ではアレが限界っス。私はヒヤヒヤモノでした(汗)。
ちなみに・・・せせらぎ街道を走った後、miniは「みんなくれいじーだ」と言っておりました(笑)

そんなわけで前半は苦しんだものの、全体として見れば、wata教の修行(笑)は休憩所で言ったとおり「ご一緒して良かった」です。
世界遺産は逃げませんが、お二人とああいった走りが出来る機会は下手したら今後二度とないかもしれませんので、全く後悔はありません(キッパリ)。
・・・でも待てよ?
俺っていつから高速コーナー好きになったんだ?(笑)

追記:お腹壊さなくて良かったですね(笑)
ちなみに、私がいたテーブルのは煮えてましたよ?
by tom (2007-04-24 01:53) 

mtm

今回、wata教祖様の後ろ姿を拝む事ができませんでしたが、走りは全然グニャじゃない事がよく判りました。
荘川を出発して左折される時、こっそり追従しようかと思ったのですが、グニャ心臓だったもんで行けませんでした。(涙)
早朝の走行会では後ろからやってくる教祖様のご迷惑にならないよう細心の注意を払っての走行でしたのでお○っ○もらさないかとヒヤヒヤしたことを思い出します。(笑)
次回はお世話になりますんでよろしゅうお願いしますぅ!
by mtm (2007-04-24 05:58) 

M2

wataさん

やまびこロードを楽しく走られるとは・・・九州いったときもwataさんが走られた道を追走して思いましたがホント運転お好きですねぇ(笑
ちなみに地図上では道がないように見えますがこの道もせせらぎ街道まで抜けています。もっとも一部ラフロード&この時期はまだ雪があるのでさすがにアルピナでは無理でしょうが(汗
http://vip.mapion.co.jp/c/f?grp=dionBB&uc=1&scl=70000&el=137%2F01%2F40.070&pnf=1&size=730%2C730&sfn=dionBB_maps_00&nl=35%2F57%2F33.233&edge=2&
いやー、ますますどこかいきたくなりました(笑
by M2 (2007-04-24 07:28) 

ダブルK

どーもです♪
初日の状況はtomさんからざっと聞いていましたが、へタレの私にゃとても真似できません(みんな凄すぎ・・・笑)。
・・・と言うことでminiさんのコメントに一票!
by ダブルK (2007-04-24 15:19) 

k7

wataさん、こんにちは。

色々お世話になりましてありがとうございました。
ご一緒させて頂き、大人の時間の楽しみ方を教えていただいたような気がします。(笑)

また、記事の中に私を散りばめて頂き、またしても独りパソコンの前で大爆笑させて頂きました。(。_・笑)

�と言う事は��〜と続くと推測されますので楽しみにしております。(笑)
by k7 (2007-04-24 17:48) 

wata

kojiさん、こんにちは。

そういえば、またヘンな漢字を使ってますね・・・。
私は読めますが、書けません(汗)。

今回単独で・・・いや、3台で走った道は、前々から走りたいと思っていたルートなんです。
そういう道が、全国各地にあるんですよ。
そう、常日頃より虫が疼いている次第です(笑)。

翌日はミディアム・レアの豚バラ肉の影響も無く、なんとか起きることができました。
が、如何せん寝不足でしたね・・・。

*「wata教」ってのはやめて下さい。気持ち悪いので(汗)。
by wata (2007-04-24 23:35) 

wata

tomさん、こんにちは。

いや、普通の人は白川郷へ行きますけれどねぇ。
マジで独りで走るつもりでしたので、tomさんやk7さんから同行のお申し出を受けたときには、なんて酔狂な人たちなんだ、と思いましたよ(笑)。

そちらの朴葉味噌がぐつぐつ煮えてたのは、百も承知でありました。
それ故に、なおさら当方のグニャチンっぷりが腹立たしくも情けなくもあり、赤い豚バラに手を出してしまったと言うわけです(涙)。

*繰り返しますが、「wata教」ってのはやめて下さい。マジで気持ち悪いので(汗)。
by wata (2007-04-25 00:02) 

wata

mtmさん、こんにちは。

「走りは全然グニャじゃない」と言うことは、私の何が「グニャ」なのでしょうか?
どれどれ・・・(見)。

翌朝の「せせらぎ街道」はひどいコンディションでしたが、機会があれば是非もう一度走ってみてください。
それと同行のお二人には不評でしたが、「やまびこロード」も実に楽しい道ですよ。
mtmさんなら、わかってくれると思います(笑)。

*お願いですから、「wata教祖様」ってのはやめて下さい。本当に気持ち悪いので(汗)。
by wata (2007-04-25 00:09) 

wata

M2さん、こんにちは。

そうですね、確かに走るのは好きですね。
今乗っているクルマも、B3というクルマそのものより「B3を走らせること」のほうが好きなのかもしれません。
・・・ちょっとわかりにくいですかね(笑)。

地図でご紹介いただいた道の存在は、ツーリングマップルで確認していました。
時間があれば探訪してもおもしろいかもしれませんね。
が、ダートと積雪じゃ、いくらなんでもお手上げです(笑)。
by wata (2007-04-25 00:19) 

wata

ダブルKさん、こんにちは。

いや、凄くないですよ。
まぁBlogの記事上でのことですから、話半分に読んでおいて下さい。
私は生来、面白おかしく多少大袈裟に書くキライがありますので、その辺りを斟酌して読んでいただければ、やがて真実が見えてくるかもしれません(笑)。
by wata (2007-04-25 00:25) 

wata

k7さん、こんにちは。

こちらこそ、ありがとうございました。
Blogに合掌造りの写真を掲載されていたので、k7さんは白川郷訪問を人一倍楽しみにしてたと思ってたんですけどねぇ(苦笑)。

今回の記事の「隠れキャラ」、早くも発見されてしまったようですね・・・。
最初は普通に掲載しようかと思っていたのですが、それはほぼ人権侵害に近い行為だと言うことに気づき、慌ててわかりやすく隠した次第です(笑)。

本記事は、「�」で終わる予定です。
ま、単に一日一記事というだけのことですけどね。
よろしければ、次の記事にもおつきあい下さい。
by wata (2007-04-25 00:37) 

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